「ギムレットには早すぎる」

人気カクテル「ギムレット」
この有名な台詞を知っていますか?
「ギムレットには早すぎる」
カクテルが好きで、よくBarに足を運ぶ人間なら知っていると思います。
もし知らないのであれば、この記事を機会に覚えてみて下さい!
きっと、ギムレットというカクテルを好きになること間違いなしです!!
実はこのセリフ、レイモンド・チャンドラーという作家の『長いお別れ』という小説に登場する有名なセリフなんです。
このセリフはとても有名で、私もお酒を飲み始める前から知っていました。
どのような意味を持ったセリフなのかというと、
表向きでは、「ギムレットのような重いお酒を飲むには、時間がまだ早い」という意味です。
しかし、物語を読んでいくと、本当の意味が分かります。
簡単に説明すると、物語に登場する二人の男がいます。
二人は親友で、たびたびBarで好物のギムレットを注文していました。
ところが、ある事件によって片方の男が殺されてしまいます。
そこから、長い時間が経過するのですが、殺されたはずの男は他人になりすまして、実は生きていました。そのときに、はっきりと自分が生きていたと伝える代わりに、二人でいつも一緒に飲んでいたギムレットを引き合いに出してこのセリフで伝えたのです。
「ギムレットには早すぎるね」
多様なレシピ
ギムレットはジンベースのメジャーなスタンダードカクテルです。
基本的なレシピは、
・ドライ・ジン 3/4
・ライムジュース(コーディアル) 1/4
これらを、シェークしてカクテルグラスに注ぐだけです。
コーディアルとは、ライムを原料とした緑色の甘いシロップです。
しかし、このコーディアルというシロップが日本ではめったに手に入らないため、日本のほとんどのお店では、コーディアルではなく、ライムを絞ったフレッシュの果汁を使っています。
なので、日本で見るギムレットは綺麗な白濁色をしていますが、本来のギムレットは淡い薄緑色です。
味も、本来はシロップを使うので甘口ですが、日本で飲むギムレットは基本的に辛口でサッパリとした風味になっています。
*余談ですが、ウィキペディアに掲載されている写真がしたのものですが、このように葉がちらしてあるギムレットは見たことありません。なぜ、こんな写真なのかは不明ですが・・・
家で簡単ギムレット
家で簡単にギムレットを楽しめる方法をお教えします!
レシピ:
・ドライ・ジン
・ライムジュース
・シュガーシロップ
上に書いてある分量で3つの材料を混ぜます。
シロップはコーヒー用のシロップでも大丈夫です。
グラスに氷を入れて、3つの材料をそのグラスに投入し、よく掛けまわぜます。
そのあと、氷だけを抜いて、よく冷やしたグラスに移せば完成です!
当店でも、ギムレットをお出ししておりますので、興味が出た方は是非ご注文下さい!
最後までお読み頂きありがとうございました!
